目の病気と異常 <シェーングレン症候群>
シェーングレン症候群とは
シェーングレン症候群とは、膠原病の一種で、40歳以上の女性に多く発症する免疫異常の病気です。女性患者が男性患者に比べて10倍以上多いともいわれています。
シェーングレン症候群が発症すると、涙腺や唾液腺などの外分泌腺に慢性炎症がおこり、 その働きが低下する為に、涙や唾液などが不足して乾燥症状が生じます。
1933年にスウェーデンの口腔学者Henrik Samuel Conrad Sjogren(1899〜1986)が発見したことより、 シェーングレン症候群という名称が付けられました。
身体の免疫機構が異常を起こして、自分の組織を外敵と認識して攻撃し、各部位がダメージを受けるのです。 特に、リウマチ(慢性関節リウマチ)の合併症として知られ、各器官に炎症などを起こします。
このとき涙腺が損傷すると、涙液の分泌が低下し、ドライアイになります。
シェーングレン症候群のその他の目に出る症状としては、目の痛みやかすみ、充血に視力低下、光がまぶしくなるなどがあります。
目以外では、鼻や耳、気管支などの粘膜から出ている分泌物がでにくくなり臭覚が悪くなったり、 耳が聞こえにくくなったり、気管支炎や結膜炎、間質性肺炎などをおこす事もあります。
関節の痛みを伴う場合もあります。唾液の抗菌作用が低下するため、虫歯になりやすくなります。
ドライマウス(口腔乾燥性)も大きな特徴のひとつです。
シェーングレン症候群になる原因は、はっきりとはわかっていません。
シェーングレン症候群の検査方法としては、 涙液分泌機能試験(シルマー試験)や 唾液分泌機能試験(ガム試験)などがあります。
シェーングレン症候群により、ドライアイになった場合の治療法としては、人工唾液の点眼・噴霧が主となりますが、医師の所見により、ステロイド剤の使用もあります。
ドライアイの予防と改善
シェーングレン症候群によりドライアイになった場合、以下のようなことに気をつけると、目の乾きが和らぐと思われます。
・部屋が乾燥しないように加湿機を使用する。
・パソコンなどの作業の時は、1時間に10分ぐらい目を休ませる。
・直接エアコンの風が顔に当たらない調節する。
・視線が斜め下に向かうように、ディスプレーを低い位置に置く。
・意識をして瞬きをして、疲れたら休むようにする。
ドライアイとレーシック
ドライアイでも、レーシック手術を受けることは可能ですが、手術前の診察の際に、 ドライアイにより角膜の状態が悪化している場合は、 先に治療を行った後に手術となる場合があります。
ドライアイは根本的には治りませんが、 レーシックを受けることで、コンタクトレンズ装用の辛さから開放されますので、 コンタクトによる目の乾きや違和感などは解消する場合も多いようです。
レーシック手術後は、一時的に神経が切断されてしまう為、 その神経が繋がるまでの間(個人差はありますが1〜3ヶ月程度) ドライアイが強くなる場合があります。
手術後ドライアイイを感じる場合は、角膜の水分を保持する 点眼薬によって症状が改善していきます。
また、もともとドライアイの方はレーシック手術後に 涙点プラグを挿入してドライアイを改善することもあります。
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